BOOKS
ついに登場! 触察本“ビッグウェイブ”
「手で見る北斎― 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
葛飾北斎「神奈川沖浪裏」 この浮世絵が触図に、、、!?
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[ギャラリーTOM]開館記念展カタログ―ロダンから現代まで―
1984年
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「ぼくたち盲人もロダンを見る権利がある」視覚障害者だった錬の言葉から発起して、亜土・治江夫妻が自費を投じて開設したギャラリーTOMの開館記念展カタログです。TOMの象徴ともいえるロダン作「〈カレーの市民〉のための大きな手」、ブランクーシ作「世界の始まり」などの名作に大森達次氏が秀逸な解説を添えてれました。
ズビネック・セカール作品集
本の泉社/2001年
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日本で初めてチェコの彫刻家セカールを紹介したTOMですが、セカール・ファンは年々増え続けています。その一人、ドイツ文学者の池内紀さんが、この本のために、セカールの言葉と詩の翻訳、解説を寄せてくださいました。
ズビネック・セカール作品集Ⅱ
ギャラリーTOM/2002年
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熱い期待にお応えして開催された2回目のセカール展のために作られた作品集。「作品集Ⅰ」とは赴きを変えた彫刻、真鍮や木材などを使用したアッサンブラージュなどの作品が掲載されていますが、特に多いのは「門」をテーマにした作品。同じチェコ出身の小説家カフカの作品「掟の門」などにみられる堂々巡りの世界との関連などを考えながら、セカールを読み解いてみるのも面白いと思います。
ズビネック・セカール作品集Ⅲ
ギャラリーTOM/2002年
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2004年10月から開催の4回目のセカール展に合わせて発行された作品集の第3集。「セカールの彫刻の触れたあとに残る、忘れがたい残響は、一見荒涼たるものであるのだが、そこには確かにいつでも温かいものが通っている」。この本に収められた水沢勉さんの言葉ですが、TOMへご来館いただいたお客様の多くは、長い時間をかけて、じっとセカールの作品を鑑賞され、ある方は、「ずっとそばにいたい」と言われていました。セカールファンの一人でもある池内紀さんや酒井忠康さんにもご寄稿いただきました。
ブルーノ・ムナーリのアートとあそぼう Giocare con l'Arte
日本ブルーノ・ムナーリ協会/2006年
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日本ではあまり知られていない、ブルーノ・ムナーリのワークショップと遊具を中心に、グラフィックワーク、プロダクト・デザイン、絵本、オブジェなどを紹介した本。編著は、ТОМの副館長で、日本ブルーノ・ムナーリ協会代表の岩崎清。この本は、現在「ブルーノ・ムナーリ展」を開催している米沢市立上杉博物館と、ギャラリーТОМ、青山のこどもの城、以外では、入手できません。判型:20㎝×20㎝、フルカラー60頁。
※ ギャラリーTOMでは品切れ中ですが、こどもの城・造形事業部に在庫があるかもしれません。造形事業部 TEL:03-3797-5662
夜の絵
村山亜土・作 柚木沙弥郎・絵 彗星館/2005年/サイズ(25.7㎝×16㎝)
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2005年のギャラリーTOMでの柚木沙弥郎展に併せて出版された絵本。『夜の絵』は、ギャラリーTOMの館長・村山治江が、書棚を整理していたら、突然ハラリと出てきた、故・村山亜土の遺稿。いつまでも完成しない絵を夜毎に描き続ける貧乏な絵描きのお話を、柚木さんが、布によるイメージコラージュで表現しています。
村山知義グラフィックの仕事
本の泉社/2001年
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1985年に「村山知義美術の仕事」が刊行されていますが、すでに 絶版で古書店でもほとんど目にしません。今回ご紹介のこの本が、現在のところ村山知義全般の仕事を知る最適の書といえるでしょう。「グラフィックの仕事」を中心に編集されていますが、その他の仕事に関しても豊富な図版を使って紹介されています。
現在の芸術と未来の芸術 構成派研究〈復刊〉
村山知義 著 本の泉社/2002年/2冊組/函
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震災後の東京を舞台に「意識的構成主義」を掲げ、八面六臂の活躍をした村山知義。その頃の彼の論文を収めた大 正13年と15年に刊行された2冊を、岩崎清氏の編集で新字体・現代仮名表記に改めて復刊されたものです。当時の貴重な写真図版なども豊富に収められていて、それらは新鮮な驚きを私たちに与えてくれます。
村山知義童画集
村山知義 著 婦人之友社/2004年
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1914年(大正3年)に創刊された「子供之友」は、1943年12月の戦争による休刊まで、子どもたちに絶大な支持を受け続け、特に、知識階層の家庭に大きな影響を与えた絵雑誌でした。村山知義が登場するのは、20年代初頭で、そのころの誌面に名を連ねる、竹久夢二、武井武雄、岡本帰一などの童画のパイオニアたちの中でも、彼の作風は、異彩を放っていました。簡素な線で描かれた無国籍な少年・少女・動物たち・・・。それらは、「異境の佇まいを見せながらも、どこかで見たこと、聞いたことのある懐かしい風景」へと私たちを招き入れてくれます。
村山籌子作品集1 リボンときつねとゴムまりと月
村山籌子・作 村山知義・絵 JULA出版局/1997年
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大正末期から中日戦争の頃発行されていた絵雑誌「子供之友」や 「コドモノクニ」に登場した知義・籌子夫妻の童話や童謡は、いまでも根強いファンがたくさんいます。それらを作品集として収め、知義の絵は、原画があるものは原画からあたって収録した本です。当時の色合いそのままに再現された不思議な魅力をたたえた童話世界をお楽しみください。
村山籌子作品集2 あめがふってくりゃ
村山籌子・作 村山知義・絵 JULA出版局/1998年
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この本ではとくに籌子の童謡が傑作です。ドイツ文学者の池内紀氏も「北原白秋と並ぶほど」とこれらの童謡を高く評価してくださいました。もちろん「作品集1」と同様、知義の絵も満載です。
村山籌子作品集3 川へおちたたまねぎさん
村山籌子・作 村山知義・絵 JULA出版局/1998年
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知義・籌子の不思議な童話世界がこの本でも冴え渡っています。TOMへの来館者がこの本に収められた「川へおちたたまねぎさん」を読んで、「ああ、このお話だったのか」と言われました。子供のころに読んで、あの話は誰が書いたのだろうとずっと心に残っていたそうです。
母と歩く時
村山亜土 著 JULA出版局/2001年
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当館の館長で昨年急逝した村山亜土が母・籌子の思い出を語った本。母と共に服役中の父・知義を尋ねた際に、ハンドバックに白墨で小林多喜二の獄中死を書いて知らせた話など、童話世界同様、ユニークでウィットに富んだ籌子の素顔が、亜土の質朴な語り口により、かえって鮮明に浮かび上がってきます。
子供之友 大正十三年三月号(復刻版)
婦人之友社/2003年
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1914(大正3)年に創刊された幻の絵雑誌「子供之友」。誌面に登場する第一線の画家・詩人たちによる童画や童謡は、いまなお輝きを失っていません。知義・籌子の名コンビが誕生したのもこの絵雑誌からでした。
なくなったあかいようふく
福音館書店/2002年
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知義が昭和4年に描いたこの「ナクナッタアカイヨウフク」の原画を弥生美術館が所蔵してくださっていました。籌子の文章は行方がわからないため亜土が再話を試み、岩崎清さんのレトロな装丁で、福音館書店から出版された本です。産経児童文化賞推薦賞を受賞しました。
3びきのこぐまさん
婦人之友社/1986年(初版)
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「三びきのこぐまさん」は、大正13年の「子供之友」1月号に初登場て以来、知義・籌子作品のもっとも人気のあったキャラクターです。この絵本は、連載された童画を堀内誠一がデザインして出版されたもので、版を重ねて現在でも多くの読者に親しまれています。また、この「三びきのこぐまさん」は、昭和6年に線画映画として上映され、幻の傑作アニメとして少数のファンの間では話題になっていましたが、このたびDVDとして発売することも決定しています。