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2019/9/6Fri.-9/21Sat.

休館日:9月9日(月)と17日(火)

開館時間
11:00-18:00

入館料
一般500円/小・中学生200円
視覚障害者および付添 各300円

-------------------対談-------------------
土方明司(平塚市美術館館長代理)X 山内滋夫
9月14日(土)15:00より
会場:ギャラリーTOM

一般500円 小・中学生200円 


そうもくちゅうぎょ FAUNA&FLORA 山内滋夫

絵画は、世界へと開かれたひとつの窓である、という喩えはじつに美しく、忘れがたい。
  山内滋夫の近作、新作をまのあたりにするとき、まさしくそれらもまた、もうひとつの日常へと
感覚を開放してくれる、やはり窓であることを実感する。そこには、周到に計算され、組み立てられ
た虚構の絵画空間がまぎれもなく存在する。技法的には、伝統的な木枠に張られたカンヴァス(ただ
し、定形の既製品ではなく、特注の変形であることも大事なポイントだ)に魔法をかけられたように
イメージが現出する。そのこと自体は一見通常の絵画空間であるようにみえる。
 しかし、なにか奇矯な手癖のようなものがここにはいっさい認められない、むしろ厳格な思考の
痕跡としてそのイメージは存在するという確かさ、ゆるぎなさがここには前景としてある。
 それは「絵」(あるいは「画」)というよりも「図」という言葉にふさわしい世界ではなかろうか。
世界の独自の「図化」が、まさしく図られているのだ。この意志の存在が、このイメージの世界が
認識の対象であることをはっきりと表明している。情緒や気分ではなく、世界認識を鮮やかに起動さ
せる知性にこそ重きが置かれているのである。

 2019年7月          水沢 勉 [神奈川県立近代美術館館長]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

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