イタリアのサレルノに生まれ、彫刻家・保田春彦と結婚したシルヴィアは、1968年、日本に移住。家事育児に携わるかたわら、キリストへの深い信仰心に根ざした絵画や彫刻の制作を続け、どこまでも静謐で清らかな独自の作品世界を形成しました。しかし、2000年冬、2年近い闘病の末、惜しまれつつ逝去。遺された作品は、夫・保田の手により整理され、美しい装幀の本となってまとめられました。夫・春彦が亡き妻のことを語った『伴侶シルヴィアのこと』との2冊組み。限定本で、ごく身近な人々だけに頒布されていましたが、このたび、ТОМでの「ステンドグラス」展にともない、お取り寄せいたしました。函付、27p×21.5p、『遺作・遺稿』221頁、『伴侶シルヴィアのこと』101頁。限定1300部。
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