『手で見ること ケ・ブランリーミュジアムの活動から』

講師:デルフィーヌ・アルメル (Delphine Harmel)
  

視覚障害者のための触図や触察本、あるいは美術館へのアクセス問題を
取り上げながら、2006年から始まった「手で見る」講演会は今年で7回目をむかえます。今年の講師デルフィーヌ・アルメルさんのお話は、視覚障害者の民族美術品へのアクセシビリティーから徒刑囚の文化的享受など、広範囲に及ぶものです。

日時: 2012年8月4日(土)
午後6時30分〜8時
会場: こどもの城 11階会議室
参加費: 2,000円 (要予約)  
ご予約はギャラリーTOM にて
メールもしくはお電話で

講師紹介:デルフィーヌ・アルメル(Delphine Harmel)

1966年にフランス(パリから東に150Kmのシャンパンで有名な地方)で生まれる。ナンシー大学で経済学とコミュニケーション学を専攻。学位取得後間もなく視力を失い、将来のキャリア形成を再考する必要にせまられたとき、既に人生の一部である演劇や美術館などの楽しみをいかに失わずにいられるかを考えて、アートや文化方面の道を選ぶ。2007年からケ・ブランリー(quai Branly)美術館に5年間勤務。フランス政府の文化コミュニケーション省から要請があり、2012年からフランス法務省をまきこんだ社会プログラムの作成に取り組む。受刑者が早期に社会復帰できるように刑務所の中にアートや文化の環境をととのえるなど、フランス文化コミュニケーション省に勤務し、法務省との合意にもとづくプロジェクトを担当。

デルフィーヌ・アルメルさんの言葉から

「ケ・ブランリー美術館はアクセシビリティーに配慮されてデザインされたものでしたが、障害を持つ人々への配慮においては、まだまだたくさんやるべきことがありました。全館案内のタクタイル機器の開発や、企画展におけるアクセシビリティーに配慮した機器を設置する絶好のチャンスだったのです。こうした機器は、プログラムの面白さを誰もが味わうことを可能にしてくれるし、障害や病気で美術館を訪れることが出来ない人々の問題を考えるよい機会を与えてくれます。例えばCD付きの触察本など、新たな解決策を考える必要もありました。私の仕事は、どんなものであれ新たなプロジェクトがあれば、そこにアクセシビリティー的要素を組み入れるよう働きかけること、また、複数の障害者団体をこうした新規プロジェクトに関わらせるように働きかけることでした。そして、それは簡単な仕事ではありませんが、美術館におけるアクセシビリティーの重要性を人々と分かち合うという必要があったのです。」

手でみること ケ・ブランリーミュージアムの活動から

 

 

 

 

 

 


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