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池田忠利展

 

 

池田忠利展

2017/7/7Fri.〜7/30Sun.

12:00-19:00 (月曜休館/7月17日・祝は開館 )

  
一般500円 小中学生200円
視覚障害者及付添い各300円




一筋縄では括られない
池田忠利のワンダーランド

池田龍雄(画家)

1994年に池田忠利が「SCRAP WONDERLAND」と題して出した画集に寄せてわたしは次のように書いている。
「このスクラップ製のワンダーランドは、まるでガリバーが漂着したラピュタ島の如く、空中に浮遊している遊園地のようなところであるらしい」
実は、浮遊しているのは「遊園地」ではなく
「ラガード学士院」だが、わたしは、池田忠利の底抜けのナンセンスなユーモアを、その「学士院」の博士たちがうつつを抜かしている奇妙な実験になぞらえたのだ。以来、ほぼ23年ほどの時が過ぎ去ったが、枯野独自のユーモアの精神は一向に色褪せる気配はない。むしろ歳を重ねると共に、シニカルさを増し色濃く鮮やかになってきたようだ。そして、コラージュの材料として使われるものは平面的な図像などではなく、主として流木とか布切れなどの「もの=物体」である。

ところで図像には視覚性はあるが触覚性はない。それに対し
「物」は触ることが出来る。皮膚そは深きものなり、ということばがあるけれど、枯野作品のその深いところに痛烈な諧謔がアッケラカンと潜んでいるようだ。明るくて暗く、甘そうで辛く、単純にして複雑。そして、ユーモアの傍にペーソスが付き添い・・・、という具合で、とても一筋縄では括られないすなわち、池田忠利の「ワンダーランド」はそのような所である。

池田忠利work1池田忠利work2
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

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